杉並区 給水装置新設・改造工事
本日は「戸建て住宅の1階を賃貸にしたいので水道メーターを2つに分けて欲しい」という依頼です。
工事前の水道メーターです。現地調査したところ、1階と2階の配管を分けるには床や壁、天井を複数開口しなければならないことがわかりました。実は、今回の現場は無届けで水道工事が行われていた為、水道局に保管されている図面と現状が全く違う配管になっているからです。お客様に状況を伝え、なるべく費用が抑えられるように床や壁は開口せずに配管を屋内に露出する方法にしました。
1階トイレ給水管の工事前です。
1階のトイレ給水管の工事後です。
1階のキッチンの給水管工事前です。
1階のキッチンの給水管の工事後です。
蛇口の違いにお気付でしょうか? 現状、給湯器が付いていませんが、元止め式湯沸かし器の取付板が残っていましたので、いつでも湯沸かし器が使える様に分岐水栓を取り付けました。(これはサービスです)
1階の洗面所の給水管の工事前です。
1階の洗面所の給水管工事後です。この様な屋内で配管が露出する工事の場合はご予算に応じて配管化粧カバーを取り付けることも出来ます。
1階の水廻りは以上ですが、このトイレ、キッチン、洗面所の3か所を新しく水道メータを設けて使える様にする工事を「給水装置新設工事」といいます。そして、2階のオーナー様の住居は既に水道メーターが有り、水栓の数や配管ルートが変更になりますのでこれを「給水装置改造工事」といいます。
2階のトイレの給水管の工事前です。
2階のトイレ給水管の工事後です。
2階のキッチンの給水管の工事前です。
2階のキッチンの給水管の工事後です。
2階の浴室の給水管の工事前です。
2階の浴室の給水管の工事後です。
2階の洗面所の給水管の工事前です
2階の洗面所の給水管の工事後です。
次は、屋外の配管状況です。
屋外の配管状況です。
そして、全ての配管が済んだら耐圧試験を行います。一般的に蛇口から出る水の水圧は0.2Mpa(2Kgf)ですが、この配管に1.75Mpa(17.5Kgf)の圧力をかけ、1分間以上保持します。この試験により万が一、給水管に接続不良があった場合は圧力が逃げてしまいますので施工が良か否かの確認が出来ます。
耐圧試験j状況です。最後に、残留塩素測定を行います。皆様が安全な水を利用できるのは浄水場で塩素消毒された水が適切な配管を経て蛇口に至るからです。(この塩素消毒によりほぼ全ての細菌を排除することが出来ます)もし、給水管が井戸水や工業用水と誤接続されていたら所定の残留塩素濃度が確保出来ませんので、これにより配管の誤接続が無いかを確認します。参考までに、この耐圧試験と、残留塩素測定が済んで、初めて水道メーターを貸与してもらうことが出来ます。
残留塩素測定の様子です。水道メーターから一番遠い蛇口から水を採取し、試験試薬を入れて水の色の変化で残留塩素を測定します。これを「DPD法」といいます。
水道局の竣工検査を受け、水道メータを貸与してもらいました。
新しく設けた1階用の水道メーターです。「新設工事」
20mmから13mmに変更した2階用の水道メーターです。「改造工事」以上で工事が完了です。杉並区で水廻りのことならお気軽にご相談ください。
また、以下でも水道工事の施工事例を紹介しておりますので参考にしてください。
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