
川口市 給水管の修理

本日は「給水管の修理」です
お客様より浴室の壁の中で水道管が折れてしまったという依頼です。

修理前です。
画像の矢印を付けたところが給水管(折れてしまった方)、左側が給湯管の開口部です。
この様に壁面に水栓を取り付けるものを文字通り「壁付水栓」と呼びます。参考までに、浴槽やキッチンのカウンターの上に乗せた様な物を台付(デッキ型)と呼びます。
今回、当店で工事を賜ったのは他社との見積、技術力の違いがハッキリとしていたからだそうです。
他社の見積では浴室の壁面を50㎠程度剥がし(斫って)タイルの張替えなども伴いかなり高額なものだった様です。

画像は屋外側から見た修理前の給水管です。
今回、当店の見積は浴室内の壁からコアドリルという道具を使用して同口径の穴を屋外まで貫通させて(矢印を付けた所まで貫通させる)部分的に新しい給水管と既設の屋外の給水管とを接続するというものです。これなら短時間の断水で工事が可能ですし、タイルの張替えなども不要なことから費用も安価で済みます。

コアドリルで壁面を貫通させる前に屋外側の給水管の一部を切断しておきます。

こちらがコアドリルを使用して壁面を貫通させた状態です。

貫通部分と既設の給水管です。
屋外の既設の給水管は「亜鉛メッキ鋼管製」です。この亜鉛メッキ鋼管は錆びやすく、特にコンクリートの貫通部分や継手部分を電気的に絶縁処理していないと錆の進行を早めます。
また、コンクリートを斫り地面を掘削すればビニール製の給水管(ポリエチレン二層管)が埋設されているはずで、そこから接続し直すのが理想ですが、コンクリートを斫る手間と廃材の処分費が発生することと、側溝がお客様所有の土地なのか市の所有なのかが不明でしたので既設の給水管の立ち上がりを活かして修理を行います。(この技術的な内容はお客様に詳しく説明しております。)

先程の画像に有った継手部分(エルボ)は錆が進行していることから使用せず、この様に程度の良い所から新しい継手を取り付けます。

壁面の貫通部分と新しい継手を取り付ける前の位置関係です。

新しい継手を取り付けました。
この後、様々な管種の給水管が使用出来ますが、今回はポリブデン管を使用します。塩ビ管(HIVP感)の方が材料費は安く済みますが配管後に接着剤の乾燥時間を要しますので施工後にすぐ通水出来るポリブデン管がおすすめです。

壁面の貫通部分と新しい継手を取り付けたところの位置関係です。

浴室内に新しい継手(水栓ソケット)を取り付けました。
壁付の水栓を取り付けるためにはこの様に「めねじ」になっている継手(水栓ソケット)を用います。

新しい給水管の配管状況です。
既設の給水管は壁面に直付けされていましたが、当店では画像の様に配管支持材を取り付けて給水管と壁面との間に空間を持たせます。(これにより、将来的に保温材の修理が必要な場合に施工が容易になります)

保温材の施工状況です。
この保温材は紫外線などの影響で劣化が進んだり、鳥などの動物が触れることで補修が必要になることが有りますが画像の様に壁面との空間を持たせることで部分的な補修が可能になります。

最後に、通水を行い水漏れ等の異常が無いことを確認して貫通部分にシリコンコーキングで防水処置を施し作業終了です。
川口市の水道修理ならお気軽にご相談ください。
また、以下でも水道管の修理をご紹介しておりますので参考にしてください。
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