
さいたま市 センサー式トイレ

本日は「センサー式フラッシュバルブの交換」です
現場は何時もお世話になっている福祉施設で、センサー式のフラッシュバルブが作動しなくなってしまったということです。

既設のフラッシュバルブです。
「LIXIL製 フラッシュバルブ:OK-210MK センサー:OK-1SPA」
補修部品の供給期限が終了していることから本体交換を行います。

既設のセンサー部です。こちらはパーテーション用と呼ばれるものです。
パーテーションとは既設の建物に造作工事で新たに壁を設けたものです。
見た目が同じでも最初から壁の中にセンサーを埋め込み式で取り付ける場合は埋め込みボックスを使用しますが、パーテーション用は壁の中は空洞で開口寸法が縦97mm、横197mmとなります。
また、センサーを作動させるための電源(AC100V)も、このセンサー部から取ります。

既設のフラッシュバルブです。
矢印を付けた所(押しボタン)を押すことで手動で洗浄を行うことも出来ます。
また、カバーの中にセンサーを作動させるための信号線が取り付けられています。

フラッシュバルブのカバーを取り外しています。

既設のフラッシュバルブを取り外しました。

既設のバキュームブレーカーを取り外しました。
また、止水栓のサイズは同じ32mmなのですが新しいフラッシュバルブに同梱されている止水栓は給水管の差し込み不足防止のためか再利用できないために短時間断水をして止水栓も新しいものに交換します。

新しい止水栓、フラッシュバルブに交換しました。

洗浄管の寸法を現場合わせで加工します。

洗浄管を新しいものに交換しました。

センサー部の工事前です。既設の物と同じ場所に取り付けようとしても新しいセンサーとは取付寸法が異なる為、アクリル板などで現場加工をしないと開口部分が見えてしまいます。
また、既設のセンサーは故障していますが100V電源が有り、これを安全に撤去するにはブレーカーを切って作業を行う必要が有りますが、施設管理者の方もブレーカーがどこに有るかを把握していない為に既設のセンサーはそのままにしておいて、上段に新しいセンサーを取り付けることにしました。(こうした技術的な内容はお客様に解りやすくお伝えしてあります。)

タイルに6mmの穴を開けてアンカープラグを取り付けています。
アンカープラグはセンサーを堅固に取り付けるためのもので、この手間を省くとビスが緩み易く、将来的にセンサーが取れてしまう可能性が有ります。

センサーを固定するためのホルダーを取り付けました。

ここで、電源の取出し工事を行います。既設の仕組みはセンサー部で電源を取り、フラッシュバルブに信号線を配線することで作動していましたが、今回の商品は逆でフラッシュバルブに電源を取り付けて、センサー部に信号線を配線する仕組みとなっているためです。(メーカーさんには互換性を持たせていただきたいものです)

電源線の見た目を良く仕上げるためにモールを使用します。
また、既設の壁がパーテーション式のため、壁の中にスイッチボックスが付いていないことから新しく露出用のスイッチボックスを設けています。

コンセントを固定して、電源線を送り配線しています。

モールのベース部分の取付状況です。
ここで注目していただきたいのが敢えて止水栓よりも高い位置に取り付けていることです。これは万が一将来的に止水栓から水漏れしたときにケーブルを濡らすことが無い様に配慮したものです。

横方向のモールを取り付けました。
また、このモールは両面テープで固定出来ますが、将来に渡り取れてしまうことが無い様にビスでも固定しています。

モールのカバーを取り付けました。
この後、フラッシュバルブのコントローラー部に電源線、電波受信ユニット(信号線)を取り付けます。

工事後のセンサー部です。センサーに1秒間以上手をかざすことで作動します。
このセンサーは乾電池式です。また、盗難防止用の金具も同梱されていましたが、施設の方が電池交換をするのが困難になるためこの金具は使用していません。

工事後の全体像です。
当店では水道工事だけでは無く、電気工事の資格も有しておりますのでこの様に短時間で綺麗に仕上げる事が可能です。
さいたま市のトイレ修理ならお気軽にご相談ください。
また、以下でもフラッシュバルブの工事をご紹介しておりますので参考にしてください。
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