
さいたま市 厨房の水漏れ③

本日は「厨房の水漏れ修理の続き」です
先日、厨房の水漏れ修理の依頼を受けた際に複数個所で部品の取り寄せが必要だったことから作業の続きをご紹介します。

修理前です。
画像左側の水栓は前回、修理したもので本来は左ネジ(逆ネジ)ですのでハンドルも左側に来るものです。この左ネジは左利きの方の為に有る訳では無く、水とお湯の違いを解りやすくするもので左ネジの水栓はお湯用に使われることが多い様です。そして、コマパッキンを交換してもスッキリと止水しないこと、レバーハンドルが壁に干渉してしまうことから水栓本体を交換することになりました。

既設の水栓を取り外しました。

新しい水栓と補強板です。
前回、水漏れの原因となったのは水栓を固定するための座金が腐食してナットが緩んでしまった為で、この症状を抑える目的で補強板を用意しました。シンクのカウンターは厚さが1mm程度で堅固に固定することが難しいのでこの補強板を使用します。そして、この補強板は発砲ABS(樹脂製)ですので絶縁効果も期待できますので座金の腐食防止にも役立ちます。

画像は修理前の分岐金具です。
画像右側(水用)にはバルブが付いていますが、画像左側(お湯用)にはバルブが有りませんのでメンテナンスの際に給湯器で止水しなければならない為に全ての給湯が使えなくなります。そこで、今回新しくお湯用にもバルブを取り付けることになりました。

新しくお湯側にもバルブを取り付けました。このバルブはボールバルブと呼ばれるもので90°の開閉で出水、止水を行えるもので使い易いです。

新しい水栓に交換中です。画像の様に水用の水栓はハンドルが右側に、お湯用の水栓はハンドルが左側になります。

お湯用のバルブと水栓の間をフレキシブル管で接続します。

三角ハンドルをレバー式ハンドルの組み替えました。
厨房での作業はこの方が使い易いために現場の方の要望でレバー式にしています。
また、ハンドルを水は青、お湯は赤にしましたのでこれなら誰が見ても一目瞭然です。

水栓交換後の吐水状況です。
この時、レバーハンドルの位置を微調整して壁面に干渉しない様に余裕を持たせます。
また、スパウト(吐水パイプ)は既設のものを再利用してジャバラ式のものに組み替えています。

水用の水栓を止水しました。画像の様にハンドルと壁の間に余裕が有ります。

お湯用の水栓を止水しました。こちらもハンドルと壁との間に余裕を持たせて有ります。

こちらは左ネジ用のスピンドルを交換しましたがポタポタと水漏れするために急遽水栓本体を交換することになりました。
例えば、10年間この水栓を使用していたとして一般家庭とは比べ物にならない数の開閉を繰り返していたわけですから本体交換も妥当ですね。

既設の水栓を取り外しました。

水栓取付用の補強板です。

新しい水栓の取付状況です。

最後に吐水と止水を繰り返し、快適に止水することを確認して作業終了です。
追記、こちらの水栓にもお湯用のバルブを新しく取り付けています。
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また、以下では前回の厨房水漏れ修理をご紹介しておりますので参考にしてください。
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