さいたま市 浴室水栓交換②
本日は「浴室水栓の交換」です
現場は福祉施設で長時間の断水が困難なことから偏芯管を再利用して水栓交換を行います。
交換前です。「LIXIL製」
矢印を付けたシャワーホースに亀裂が入り水漏れしてしまう状態です。
このシャワーは「スイッチシャワー」と呼ばれるものでシャワーヘッドのボタンを握ることで一時止水と吐水を行えるものですが、補修部品が廃番となつていたために水栓本体交換をすることになりました。
既設の水栓本体を取り外した状態です。
この偏芯管は止水栓付きとなっておりますので、他を断水する事無く水栓の交換が行えます。
次の画像で詳しく説明します。
画像は新しい水栓の分解図面です。いいナビ-LIXILより引用
冒頭で述べたように建物全体の断水を回避するには以下の条件が必要になります。
- 既設の水栓の偏芯管に止水栓が付いている
- 既設の水栓と新しい水栓とで同じネジ規格のものを選ぶ
- 既設の水栓と新しい水栓とで同じ取付ピッチのものを選ぶ
分解図面に赤い矢印を2ケ所付けましたが、水栓本体側及び偏芯管の袋ナットのピッチが100mmとなっております。
これは水栓のメーカーさんや商品によつて異なりますので事前の確認が重要です。
また、今回は建物全体の断水を避ける目的で偏芯管を再利用しましたが、他にも壁の中で配管支持がとられていないことが予想される場合や、給水管の管種が亜鉛メッキ鋼管製で錆が進行していることが予想される場合などにも偏芯管を再利用することが有ります。
交換後です。「LIXIL BF-KA145TSJM」
カランからの吐水と止水を点検中です。
シャワーからの吐水と止水を点検しています。
画像の様にシャワーヘッドのボタンを握ることで一時止水と吐水を行うことが出来ます。
これは、一見便利な機能ですが一時止水した時に強い水撃が水栓及び逆止弁に加わりますので注意が必要です。
具体的にはメーカーの純正部品で有れば、「調圧弁」というものが内蔵されていて強い水撃が加わることを逃がすことが出来ますが、量販店などでシャワー単品で販売されているものにはこの機能が有りませんので結果的に水栓の寿命を早めてしまいます。
さいたま市の蛇口の修理、交換ならお気軽にご相談ください。
また、以下でも浴室水栓の修理をご紹介しておりますので参考にしてください。
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