
川口市 トイレ水漏れ⑨

本日は「トイレの水漏れ修理」です

修理前です。タンク品番「TOTO SH221BA」
排水弁部の経年劣化により微量の水が便器に流れていってしまっている状態です。
一般的には排水弁部又はゴムフロートを交換すれば解決しますが、当該機種は排水弁部の販売をしておらず、修理を行えるのは「TOTOメンテナンス」さんのみということでした。
お客様にその旨をお伝えして、一度は「TOTOメンテナンス」さんに手配をしましたが他の部品にも不具合が出ることを心配したお客様がトイレタンクの部品を全て交換したいということになりました。
おおよそ20年以上前のトイレはメーカーを問わず使える汎用部品で対応出来るものが多くありましたが、最近ではトイレに限らず水栓金具などもメーカーさんの専用部品でなければ対応出来ないものが殆どです。

画像は「トラップ」と呼ばれる水溜まり面です。
タンク内の水位が上昇し過ぎた場合や、今回の様に排水弁の劣化でタンクの底の部分で完全にフタを出来なくなった場合にこの水溜まり面が揺れて見えます。

既設のトイレタンクを取り外しました。
タンク本体は割れない限り使えますのでタンクの内部金具一式を交換します。
また、肝心の排水弁部は内部樹脂タンクに組み込まれておりますのでそのまま交換作業をすすめます。

樹脂タンクを取り外すには画像のボルト、ナットを取り外す必要があります。

内フタ、洗浄レバー、ボルト、ナット、蜜結パッキンを取り外しました。
これで樹脂タンクを取り出すことが出来ます。

取り外した樹脂タンクです。

新しい樹脂タンクです。
トイレタンクも年々改良が施されていて水栓トイレが出始めた当初は陶器のタンクに直接水を貯めていました。
そして、寒暖差により結露が発生する現象が起こったことから防露材として発泡スチロールを陶器のタンクの内側に入れて使用するものが発売されます。
すると、今度は防露材の発泡スチロールと陶器のタンクの間に隙間が生じたり、発泡スチロールが膨張してボールタップや洗浄レバーなどに干渉して「水が出ない」又は「止まらない」という現象が起こりました。
そこで、最新の商品は画像の様に外側から陶器、発泡スチロール、樹脂の順に組み込むことで過去の不具合に対応しています。

陶器製のタンク内に樹脂タンクを組み込んだら陶器製のタンクを便器に取り付けます。

洗浄レバーと排水弁部を繋げて「大」、「小」の動きがスムースであるかを確認しています。

内フタを取り付けました。

最後に、止水栓と給水ホースを接続します。

修理後です。
何度も洗浄を繰り返し水漏れが解消したことを確認して作業終了です。
川口市のトイレ水漏れや詰まりならお気軽にご相談ください。
また、以下でもトイレの水漏れ修理をご紹介しておりますので参考にしてください。
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