
川口市 トイレの水漏れ⑦

本日は「トイレの修理」です
水道料金が上がったということで調査に伺うとトイレの水漏れが原因であることが解りました。

修理前です。
TOTO製のSHで始まる品番の商品はタンクへの給水に「ダイヤフラムパッキン」を使用しており、この部品の経年劣化で「水が出ない」または「水が止まらない」という症状が出ることがあります。

先ずは、止水栓を閉めてタンクのフタを取り外します。
画像の丸くなった黒いシミの様なものはタンクのフタの裏側に取り付けられた整流スポンジという部品の跡です。
この整流スポンジは手洗い管から出た水をタンク内に戻す際に外部に水漏れが生じない様にするためのものですが、長く使用していると整流スポンジの粘着力が弱くなり外部への水漏れのリスクがあることからメーカーさん「TOTO」では部品を改良しておりますので同時に交換します。

画像は「整流スポンジ」です。
両面テープで取り付けられていて、手洗い管から出た水が浸みこむことで粘着力が弱まり剥がれてしまう事例が発生しています。

内フタを取り外しました。
今回、消耗品の「ダイヤフラム」も同時に交換します。
「水が出ない」または「水が止まらない」場合はこの「ダイヤフラム」が原因であることが多いです。

「ダイヤフラム」と「排水弁」を取り外しました。
トイレの水漏れの直接の原因となったのは「排水弁」です。
この「排水弁」はタンクの底面で水を貯めるためのフタの役割をしており、トイレタンクのレバーを操作することで洗浄時にフタを持ち上げて排水させる仕組みです。
そして、排水弁の経年劣化により少しずつタンク内の水が便器に垂れ流しになっていたことで水道料金の増加になっていた訳です。

新しい「排水弁」に交換しました。
この時、洗浄レバーで操作するための鎖のたるみを調整します。
鎖が張り過ぎていると切れやすくなりますし、たるみ過ぎているとレバーを操作しても少ししか水が出ませんので大切な作業です。

新しい「ダイヤフラム」を取り付けています。

浮玉を元通りに取り付けました。

「ダイヤフラム」部にカバーを取り付けました。

新しい内フタを取り付けました。
従来はトイレタンクのフタの裏側に両面テープで固定していたものを改良して、内フタに水漏れ防止のジャバラを設けています。

修理後です。
実際に洗浄を繰り返し、出水と止水、未使用時にタンク内の水が減らないことを確認して作業終了です。
川口市のトイレ修理ならお気軽にご相談ください。
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