川口市 トイレ修理
本日は「トイレの修理」です
先日、「トイレの水が止まらない」という依頼でお伺いしたところ症状が現れませんでした。
しかし、お客様は将来に渡って安心して使用するために消耗部品の交換もしくはトイレ交換を検討したいということでした。
そこで、当該トイレタンクの内部金具を調べると2024年3月末日で補修部品の供給が終了することが解りました。
そして、お客様に部品交換の場合とトイレ交換の場合の見積を提示したところ補修部品がまだ間に合うことから部品交換を選択していただきました。
修理前です。INAX「現LIXIL製」DT-3820/BN8
まず、止水栓を閉めてトイレタンクのフタを取り外しました。
画像の内フタとボールタップの手洗い管がビニール製なのでこの部品も交換します。
トイレタンクを取り外し、内部金具も全て取り外しました。
蜜結ボルトを交換しました。
この蜜結ボルトはトイレタンクと便器を接続する部品です。パッキンが劣化したり、ナットが緩んでしまうとトイレタンクがガタついたり、水漏れの原因となってしまいます。
内部金具を全て取り外した状態の洗浄タンクです。
この状態まで分解しないと重要な部品であるフロート弁が交換出来ません。
防露材は再利用です。
この防露材は文字通り結露を防ぐ目的で使われています。
トイレタンクの構造を古い順番で説明すると初期の頃は陶器のタンクに直接水を貯めて使用していました。
そして、結露が発生しやすく壁紙がカビてしまうなどの欠点があることから防露材を使用するようになりました。
防露材が使われ始めたころはこの防露材に水を貯めて使用しました。結露の防止には役立ちましたが、やがて寒暖差により防露材が膨らんでしまったり、トイレタンクから剝がれてしまうなどの事例が確認されるようになりました。この様な症状が出るとボールタップに干渉して水が出ない、または止まらないというトラブルに発展します。そして、現在も防露材は使われていますが、今回の現場の様に防露材の内側に樹脂製のタンクを使用することが主流となっています。
画像のボールタップカップも念のために交換します。
ボールタップカップ、フロート弁を交換しました。
上から見た状態です。
ここまでの作業はトイレタンクを便器から取り外さないと出来ません。
新しいボールタップを取り付け、トイレタンクを元通りに便器に取り付けました。
洗浄ハンドルも新しいものに交換しました。
ここで、水位調整とフロート弁の鎖のたるみを調整します。これは重要な作業で鎖がたるみ過ぎていると洗浄ハンドルを操作しても少量しか水が流れませんし、鎖が突っ張ってしまうとフロート弁が戻らずに水が止まらなかったり鎖が切れてしまうなどのトラブルになることがあるからです。実は、お客様宅では鎖が切れていて針金で応急処置をして使用していました。初めに修理の依頼をいただいたのはこうしたことが原因だったのだとおもいます。
トイレタンク内の水位と鎖のたるみを調整したら新しい内フタを取り付けます。
お客様も同じ認識でしたが、内フタも交換したのは手洗い管用のホース、内フタ共にビニール製なので亀裂が入ったりする心配があるためです。
手洗い管交換前です。
手洗い管交換後です。
修理後です。大、小の洗浄がスムースに行えることを確認して作業終了です。
川口市のトイレ修理ならお気軽にご相談ください。
また、以下でもトイレの修理をご紹介しておりますので参考にしてください。
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